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2019
05.29

あの日からの事 12

Category: サッカー
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の続きです。



その診療所は、トレーニングセンターが隣接しているような、いかにもスポーツ関係のお医者様という雰囲気でした。

完全予約制なようで、待合室には患者さんがポツポツしかいませんでした。



問診の後、しばらく足を診察し、持って行った画像を診ていた先生。

開口一番

靭帯切れてないよ。

へっ?!

私は鳩が豆鉄砲食ったような顔をしていたと思います。

このMRIでははっきりとまだ言えないけどね。

もしかしたら、骨挫傷だけかもしれないとのことでした。

ウソでしょ。

確かに採取した出血量が多いし、どこから出血しているのかも、この画像だと判断できない。

私:「もうサッカーができないかと思っていました」

医師:「このくらいでサッカーできなくなったら、できない人いっぱいいるよ(笑)」

ただ、今はまだ安心はできません。

再度精密な機材と優秀な技師のいる場所でMRI撮りませんか?

断わる理由はありませんでした。


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2019
05.28

あの日からの事 11

Category: サッカー
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切ないだろうなと心配をしつつ、GW中の最後の公式戦へ息子を連れて行きました。

ベンチに入れてもらい、マネージャーのようなことをしていました。

水の用意もできないマネージャーですけどね。

この日の試合会場で、初めて階段を松葉杖で上り下りしてみました。

そろそろ学校へ行く練習です。



連休最終日は娘の参観日がありました。

息子のことばかり気持ちが行ってしまっていたけど、彼女にはこの連休中は助けられました。

彼女のこともしっかり見に行かなくては。

こうして、地獄のような連休は終わりました。



連休明け初日、紹介していただいた医師の診察は午後からだったので、当初は行ける時間だけ学校へ行く予定でした。

ところが、朝になって息子が学校へ行かないと言います。

息子がボンヤリ元気のない状態は相変わらずだったので、学校へ行って気分転換して来た方がいいと思うのですが、なんとなくこの日は無理強いできませんでした。

私:「学校行かないの?」

息子:「今日は行かない
    明日行けるからいいよ」

もし話が急展開したら、明日学校行けないかもしれないよ。



この時の私は、ほとんど県外の病院で手術することを考えていました。

術後リハビリとなれば、どれだけ時間がかかるか分からない。

最悪、転校もあり得るかもしれない。

数年後には娘の大学受験も控えていてお金も必要だけど、私の働き方も考えなければいけない。

ただ、それでも彼に私のできる全てのことをしてあげたい。



時間の関係もあり、病院へは高速道路で向かいました。

その日はとてもお天気が良かったです。

公園も隣接しているとても環境の良い場所です。

その場所へは何度か来た事がありますが、この場所に医療機関があることは知りませんでした。

中はキレイで、人は少なく、高校生っぽいスポーツ選手などの姿も見られました。

受付で名前を言うと『1』と言う札をいただきました。

しばらく待ちましたが、名前が呼ばれ、診察室へ向かいました。


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2019
05.27

あの日からの事 10

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あそこへ行こう!!

そう思い、出掛けようとすると、主人にどこへ行くのか聞かれました。

私が行こうとしたのは、神社でした。

いつもお詣りに行く神社です。

娘の受験のお礼も言ってないし。

お詣りをして、おみくじを引いて、とにかく今後の自分の方向を誰かに教えてほしい。

進む方向が間違っていないかどうか。

すると、息子も行かなきゃダメでしょと主人が言います。

お祓いしてもらうか?とも。

行く気があるなら、一緒に行くけど、たぶん息子は行かないよ。

私は心の中でそう思っていました。

結局、その日は行く行かないの話が決まらずに、私は翌日1人で出かけました。



我が家はGWなんて関係ない生活を送っていましたが、世間様はお休み。

主要幹線道路は混んでいましたし、県外ナンバーもたくさん走っていました。

神社の駐車場も混んでいましたが、止められないほどでもありませんでした。

参拝までは並んで待ちましたが、それでもどうしても今日お詣りしようと思いました。

混んでいましたが、幸い一人なので、少しぐらいお詣りが長くなっても邪魔にならなかったようです。



お詣り後おみくじを引くと

春が来て枯れ木が芽吹くように、黒い雲が晴れるように次第に幸が来る
目上の人の助けで、願いは叶う
ただ、油断すると禍に変わるので注意

のような内容でした。

大吉で、それぞれの項目は良い内容でした。

教えてもらいありがとうございます、そう思いました。

この後、GWに特別なことも、特別な食事もしてこなかったので、ケーキを買って帰りました。



ケーキを持ち帰ると、息子は笑顔になりました。

今度は食べ物で笑顔を引き出そう、そう思いました。




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2019
05.23

あの日からの事 9

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道は決まった。

コーチからスポーツ選手が受診する医師を紹介していただき、手探りだった状態からは、少しだけ前進した気がしていました。

それまで何も分からず、手探りで不安だった気持ちが、少しだけ晴れたようになりました。



怪我をした最初の頃の息子は、笑顔も出ていましたが、いつのまにか笑顔はなくなり、口数も少なくなっていました。

1日中動けない状態で、ジッとしているしかない。

TVをつけてもGWの楽しいニュースばかり。

罰当たりかもしれませんが、今年のGWが長いことを恨みました。

鬼のようかもしれませんが、買い物へ行って元気な子を見ると、その膝が息子のだったらと思いました。

どんどん負の思考になる私自身も試されていると感じました。

息子に

ママの足をあげられたらいいのに、ママは手を怪我してるけど、この手の怪我と足の怪我を代わってあげたい。

すると息子は

ママの足じゃダメだな、サッカーできないよ(笑)

と言っていました。

誰か助けて!!そう叫びだしたい気持ちでいっぱいでした。



GW明けにスムーズに学校へ行けるように、GW中に中学校へ連絡をいれてありました。

怪我をしたので、すぐでなくてもいいのですが、担任の先生に連絡を取りたい。

その夜に担任の先生から連絡がありました。

息子の担任は今年移動してきた若い男の先生で、先日の授業参観での私の印象は笑顔がなかったので、気難しい人かな?でした。

電話で話してみると、気難しいなんてことは一切なく、親身に『サッカーに復帰できるように、僕もできることをします』と言ってくださいました。

また今も現役でスポーツをしていてチームに所属しているようで、スポーツの怪我に関してもとても詳しく教えてくださいました。

偶然今年のクラブコーチがあの方で、担任があの方で、恵まれたなと思いました。



ほんの一瞬のことで・・・。

息子が怪我をする数日前、池袋の事故の被害者の遺族の方がおっしゃっていました。

その事故と比べるなんて、全然重大性が違うけど、それでも一瞬で人の運命は変わるんだ。

あの一瞬がなければ。

いついつに戻りたい。



無理やり前向きになろうとします。

人を妬ましく思ったり、恨めしく思ったり、黒い心を持ってはいけないと何度も何度も思います。

戻りたいと思えば時間が戻るなら、いくらでも思えばいいけど、それは絶対にありえないから。

もしかしたら、パラレルワールドでは彼は元気にサッカーしているかもとか。

次元を超えた薄い壁のあちら側では何事も起らない私たちがいるのかもとか。

家事を一生懸命して、早寝早起きをして、なるべく思考を別の物にしようとしますが、なかなか上手くいきませんでした。


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2019
05.22

あの日からの事 8

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医師の診断は

あれだけの出血量とMRIを見たところ、前十字靭帯は断絶に近い損傷。

半月板損傷、もしかしたらヒビも入っているかもしれない。

骨は骨折しています、とのことでした。

コンプリートしちゃったね。



この翌日からは、私が楽しみにしていた娘の大会でしたが、気持ちは浮き立たちませんでした。

2日間の娘の大会は、2日間とも見に行く予定でした。

その間に息子の公式戦もありましたが、そちらは主人が担当する予定でした。

でも、コーチとも直接お話ししたいし、ママ達にもお礼を言いたい。

そう思って、娘の大会は1日だけ応援に行って、主人と行き先を交換することにしました。



今回、励ましの言葉をたくさんもらいました。

でも、少しだけ胸を刺す言葉もありました。

手術をしたら、最悪1年は復帰できないのを知っていながら、GW明け行く予定だった選抜選手の選考会の話をされたり。(そこまで気が回らなかったかな・・)

自分が私だったらとっても耐えられないと言われたり。
(耐えれているように見えるのか・・・)

何気なく出てくる言葉は仕方ないので、それを聞かない状況を作りたいと思っていました。

でも、1日中横になっているしかない息子が行きたいと言うので、私の心は石にして、チームの試合の応援に連れて行くことにしたのです。



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